好味(読み)こうみ

精選版 日本国語大辞典 「好味」の意味・読み・例文・類語

こう‐み カウ‥【好味】

〘名〙 (形動) 味がよいこと。よい味。また、そのさまやその物。
※室町殿日記(1602頃)一〇「好味をつくしける美膳をぞすゑにける」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「十六七世紀の頃迄は全欧を通じて孔雀宴席に欠くべからざる好味と相成居候」 〔陶潜‐止酒詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「好味」の意味・読み・例文・類語

こう‐み〔カウ‐〕【好味】

よい味。また、味のよい食物。
[類語]美味佳味滋味珍味旨み風味おいしい旨い甘美芳醇ほうじゅんデリシャスフレーバーテイスティー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android