精選版 日本国語大辞典 「好好」の意味・読み・例文・類語
すきずき‐し【好好】
〘形シク〙
① 物好きだ。風流だ。粋狂らしい。
※後撰(951‐953頃)恋二・六八九・詞書「この思ひかけたる女のもとより、などかくすきずきしくはといひて侍りければ」
すきずきし‐げ
〘形動〙
すきずきし‐さ
〘名〙
すき‐この・む【好好】
〘他マ五(四)〙 (類義の「すく」と「このむ」を重ねたもの) いろいろあるものの中の一つを特に好む。とりわけ好む。ひどく好む。
※玉塵抄(1563)二六「人はいさみけなげだてをばすきこのむぞ」
すき‐ずき【好好】
※寒川入道筆記(1613頃)愚痴文盲者口状之事「其身其身の数寄数寄にしたがひ、日を暮し、よをあかしなぐさむべき事じゃ」
このみ‐ごのみ【好好】
※御湯殿上日記‐文明一七年(1485)正月六日「このみこのみの物一色をおほくたひて、おかしく御らんせらるる」
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