妙徳院跡(読み)みようとくいんあと

日本歴史地名大系 「妙徳院跡」の解説

妙徳院跡
みようとくいんあと

[現在地名]養老町三神町

多岐たぎ神社の近くにあった天台宗寺院。自立山と号し、本尊阿弥陀如来多岐神社別当寺であった。永享五年(一四三三)舜水が草創し、元和年間(一六一五―二四)法蔵が中興したと伝える。寛永一一年(一六三四)大垣藩主から法蔵坊宛に妙徳院坊跡一反九畝余が先例どおり除地として認められ、四壁の藪林に対する禁制も与えられている(「戸田氏鉄安堵状」清水文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android