妙徳院跡(読み)みようとくいんあと

日本歴史地名大系 「妙徳院跡」の解説

妙徳院跡
みようとくいんあと

[現在地名]養老町三神町

多岐たぎ神社の近くにあった天台宗寺院。自立山と号し、本尊阿弥陀如来多岐神社別当寺であった。永享五年(一四三三)舜水が草創し、元和年間(一六一五―二四)法蔵が中興したと伝える。寛永一一年(一六三四)大垣藩主から法蔵坊宛に妙徳院坊跡一反九畝余が先例どおり除地として認められ、四壁の藪林に対する禁制も与えられている(「戸田氏鉄安堵状」清水文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android