日本歴史地名大系 「姿川」の解説 姿川すがたがわ 栃木県:下都賀郡姿川宇都宮市北西部、今市市境の鞍掛(くらかけ)山(四九二・四メートル)などを水源とする。利根川水系で思(おもい)川の支流。流路延長四〇・四キロ、流域面積二一一・九平方キロ。かつて川面に弘法大師の影が映ったことから生じた名という。宇都宮市の一部では兜(かぶと)川ともよばれた。同市大谷(おおや)町の丘陵をうがちながら南下、右岸に赤(あか)川・武子(たけし)川を合せながら鹿沼台地と宝木(たからぎ)台地の間を南流し、壬生(みぶ)町・石橋(いしばし)町・国分寺(こくぶんじ)町の水田を潤して小山(おやま)市三拝川岸(さんばいかわぎし)で思川に合流する。上流部には栗谷沢(くりやざわ)ダムなどの灌漑用ダムが設けられ、一帯は栃木県立自然公園の一部となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by