姿情(読み)シジョウ

デジタル大辞泉 「姿情」の意味・読み・例文・類語

し‐じょう〔‐ジヤウ〕【姿情】

すがたと趣。
俳諧で、句の外形内容。姿は句に表現された形象、情は作者思想感情蕉風では、この融合理想とする。

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精選版 日本国語大辞典 「姿情」の意味・読み・例文・類語

し‐じょう‥ジャウ【姿情】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すがたとおもむき。姿態情味
    1. [初出の実例]「ひとり俗談平話をもて、たくみに姿情を尽せり」(出典:俳諧・其雪影(1772)蕪村序)
  3. 俳諧で句の外形と内容、すなわち、風姿風情をいう。各務支考が主唱した俳論で、新しい俳諧は風姿を重んずべしと説いた。〔俳諧・俳諧十論(1719)〕

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