孔子も時に会わず(読み)こうしもときにあわず

精選版 日本国語大辞典 「孔子も時に会わず」の意味・読み・例文・類語

こうし【孔子】 も 時(とき)に会(あ)わず

  1. 有能な人でも、世にいれられないで終わることがあるの意。
    1. [初出の実例]「才ありとて頼むべからず。孔子も時にあはず」(出典:徒然草(1331頃)二一一)

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ことわざを知る辞典 「孔子も時に会わず」の解説

孔子も時に会わず

いかなる聖賢でも、時宜を得なければ世に入れられることはない。いかに有能な者、いかによい考えであっても、好機にめぐりあわなければ用いられないというたとえ。

[使用例] 馬来人等のサロング(腰巻)を安く美麗に作って持ち込めと説いたが、孔子も時に逢わずでただ一人実行せなんだ[南方熊楠*十二支考|1914~23]

[解説] 孔子が南巡した際に飢餓に苦しみ、弟子の子路が「先生のようなりっぱなかたがどうしてこんなに困窮しなければいけないのですか」と問い、孔子が「古来より君子で博識な人でも時世にめぐりあわなかった者はたくさんいる。なにも私だけではない」と答えたという「荀子宥坐」に見える故事によることば。

[類句] 聖人も時に会わず

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