存養(読み)ソンヨウ

デジタル大辞泉 「存養」の意味・読み・例文・類語

そん‐よう〔‐ヤウ〕【存養】

[名](スル)《「孟子」尽心上の「其の心を存し其の性を養うは、天につかうる所以なり」から》本来の心を失わないようにして、その善性を養い育てること。
道徳に深きの士は己が心を―するの功に因りて」〈西村茂樹日本道徳論

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精選版 日本国語大辞典 「存養」の意味・読み・例文・類語

そん‐よう‥ヤウ【存養】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「孟子‐尽心・上」の「存其心、養其性、所以事一レ天也」から ) 本来有している良心あるいは価値を失わないようにして、その本性を育成すること。
    1. [初出の実例]「子路は天理を存養して仁あることもあり」(出典:応永本論語抄(1420)公冶長第五)
    2. [その他の文献]〔陸游‐存養堂詩〕

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普及版 字通 「存養」の読み・字形・画数・意味

【存養】そんよう(やう)

心を存し、本性を養う。〔孟子、尽心上〕其の心を存し、其の性をふは、天に事(つか)ふる以(ゆゑん)なり。

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