学生割引の略。日本では鉄道の料金が2割ほど安くなるが,この割引率はかならずしも普遍的なものではない。ヨーロッパでは通学の学割は5割が普通であり,日本でも1948年(昭和23)の大学ゼネストの直後は5割という鉄道の学割が実現された。通勤の交通費が会社から支給されるのに対して,通学費が大部分自己負担であることは再考の余地があるだろう。また,映画館や美術館などの文化施設についても,日本の学割は相対的に貧困である。
著者: 白石嘉治
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
…当初は徒歩によることを通例としたが,国内鉄道網の普及とともに鉄道を利用して短日程で遠隔の諸地域を訪ねることができるようになった。99年日本鉄道会社,翌1900年鉄道院が学生の集団運賃割引を開始し修学旅行の便を図った(〈学割〉のはじめ)。普及とともに,伊勢,奈良,京都など〈国のふるさと〉や東京,横須賀など首都,軍港の見学などが一般化する一方,師範学校での県内小学校めぐり,実業学校での関連産業地帯の見学など,その教育に即した数々の工夫もみられるようになった。…
※「学割」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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