学道用心集(読み)ガクドウヨウジンシュウ

デジタル大辞泉 「学道用心集」の意味・読み・例文・類語

がくどうようじんしゅう〔ガクダウヨウジンシフ〕【学道用心集】

鎌倉時代の仏教書。1巻。道元著。天福2年(1234)ごろ成立。参禅修行上の心得を10か条にまとめたもの。永平初祖学道用心集。

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精選版 日本国語大辞典 「学道用心集」の意味・読み・例文・類語

がくどうようじんしゅうガクダウヨウジンシフ【学道用心集】

  1. 曹洞宗の書。一巻。道元の著。天福二年(一二三四)頃の成立。参禅修行の弟子うち、特に初心者対象として、修行上の心得を一〇か条にまとめたもの。永平初祖学道用心集。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「学道用心集」の意味・わかりやすい解説

学道用心集
がくどうようじんしゅう

道元の著書『永平学道用心集』の略。1巻。永平寺で修行している雲水たちのために,参禅弁道するうえに心がけるべき大切な事柄 10ヵ条を示した書物。天福2 (1234) 年以降頃成立し,正平 12=延文2 (1357) 年刊行。菩提心を起すべきこと,仏道は必ず行によって証入すべきこと,参禅学道は正師を求むべきことなどが説かれている。

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旺文社日本史事典 三訂版 「学道用心集」の解説

学道用心集
がくどうようじんしゅう

鎌倉中期,道元の著した宗教書
1234年成立。1巻。1357年曇希 (どんき) により刊行されたといわれるが,弟子懐弉 (えじよう) の編ともいわれる。門弟の修行のために書いたもので,きびしい参学の心得を説いている。

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