日本歴史地名大系 「宇佐木保」の解説
宇佐木保
うさなぎほ
現平生町大字宇佐木辺りと思われる。
天福元年(一二三三)頃とされる周防与田保地頭訴状案(東大寺文書)に「尋出他領宇佐木保住人良与法師畢」とみえる。当時の詳細は不明であるが、「吾妻鏡」元暦二年(一一八五)正月二六日条に、宇佐木を本拠とした宇佐那木上七遠隆が源範頼に兵糧米を献じた記事がみえる。
文明一二年(一四八〇)三月二六日付の旧宇佐木村庄屋の渡辺家の文書に次のようにある。
また、山を境にして北方の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報