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宇宙旅行病 うちゅうりょこうびょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宇宙旅行病
うちゅうりょこうびょう

宇宙飛行時の無重力状態から起きる悪心,嘔吐などのほかに,大気圏内への帰還後に起きる各種の症状もさす。宇宙船では人間の正常の環境に近い条件が保証されているが,宇宙旅行を終えた飛行士の身体にはいくつかの異常が認められた。行動,摂食飲水排尿排便,呼吸,心拍数,血圧などは正常であったが,体重減少,ストレスと運動不足によると思われる白血球増加症,高圧酸素環境による赤血球減少症起立性低血圧がみられた。また,無重量状態では骨の脱灰高カルシウム血症をきたすことがあるが,2週間程度の飛行ではそれほど重大な障害はでないといわれる。

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