守勢(読み)シュセイ

デジタル大辞泉 「守勢」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐せい【守勢】

敵の攻撃から身を守る態勢。「守勢に立つ」⇔攻勢
守備に当たる勢力軍勢
[類語]劣勢不利不利益不為ふため不得策不都合劣る分が悪い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「守勢」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐せい【守勢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅぜい」とも )
  2. 敵対者の攻撃を防ぎ、現状を維持するためにとる態勢。防御形勢。⇔攻勢
    1. [初出の実例]「併し我一歩を進めたら、彼一歩を迎へるだらうか。それとも一歩を退くだらうか。それとも守勢(シュゼイ)を取って踏み応へるであらうか」(出典青年(1910‐11)〈森鴎外〉一四)
  3. 自陣を守備するための軍勢。敵の攻撃を防ぐ軍勢。

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