安塚神社(読み)やすづかじんじや

日本歴史地名大系 「安塚神社」の解説

安塚神社
やすづかじんじや

[現在地名]安塚町安塚 内山

二ッ城ふたつちよ砦跡の西麓、安塚集落の南寄りにある。祭神は建御名方命。旧社名は諏訪神社。明治四〇年(一九〇七)に字倉刈門くらかりもんにあった剣神社(祭神経津御魂命)合祀。昭和一六年(一九四一)下方しもがた沢田さわだの神明神社と津止つやみ神社(祭神倭姫命)を合祀し、社殿を造営した。このとき風間信濃守信昭を合祀して安塚神社と改称。伝承によると風間氏は、代々信濃国諏訪ヶ原にいたが、越後に入り上田うえだ(現南魚沼郡)妻有つまり(現中魚沼郡・十日町市)を従え、松之山まつのやま郷を併せ、直峰のうみねに築城しその主になった。のちに諏訪大明神を城下に分霊勧請したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android