日本歴史地名大系 「安田新村」の解説 安田新村やすだしんむら 富山県:滑川市安田新村[現在地名]滑川市安田早月(はやつき)川が形成した旧扇状地(台地)と新扇状地(平野)の境界付近に位置し、東は田林(たばやし)村、北西は安田村。村名の由来は安田山(やすだやま)開として開発されたことによると伝える。正保郷帳に村名がみえ高八七石余、田方五町五反・畑方三反余、新田高八一石余とあるが、正保三年(一六四六)から寛文三年(一六六三)の間に退転したとされ(出来新村・退転村記申帳)、同一〇年の村御印は発給されていない。これに対し、文化一二年(一八一五)安田村領の安田山という柴山の開発が承諾されている(「安田村領安田山新開承届状」下坂家文書)。 安田新村やすだしんむら 富山県:婦負郡婦中町安田新村[現在地名]婦中町安田新井田(いだ)川中流左岸に隣接し、現在の小泉(こいずみ)橋のすぐ西側に位置。北は小泉村、西は下条(げじよう)村。安田村の枝村(婦負郡志)。元禄郷帳では高七石一斗。享保六年(一七二一)の高六石四斗余(「村付高改帳」島倉家文書)。寛政二年(一七九〇)の古高六石四斗余・定免五ツ一歩六厘、新田高一石三斗余・平均免一ツ五歩六厘余(高物成品々手鏡)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by