安眠島(読み)あんみんとう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「安眠島」の意味・わかりやすい解説

安眠島
あんみんとう / アンミンド

韓国(大韓民国)、忠清南道(ちゅうせいなんどう/チュンチョンナムド)西岸、泰安(たいあん/テアン)半島南方の小島。面積118平方キロメートル。人口2万4898(1980)。元来、陸続きの安眠半島が、李(り)朝の仁祖(在位1623~1649)時代に運河掘削本土から切り離されて安眠島と名づけられたもので、1970年には本土と結ぶ橋が架けられ、陸路の往来が可能になった。島全体が低い丘陵地帯で、住民の大部分は農業に従事している。漁業は振るわない。塩田が多く、天日製塩が行われている。海岸の砂浜珪砂(けいさ)の含有率が高い。

[森 聖雨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android