精選版 日本国語大辞典 「天日製塩」の意味・読み・例文・類語
てんぴ‐せいえん【天日製塩】
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…天然鹹水は,遮断された海が鹹湖や塩池となったり,地下に埋没して塩泉などの地下鹹水になったもので,鹹湖としてはアメリカのグレート・ソルト湖,西アジアの死海,地下鹹水としてはドイツのリューネブルク,イギリスのノースウィッチ,アメリカのシラキュースなどが有名である。 海水中に含まれる約3%の塩を太陽エネルギーと風とを利用して海水から水分を蒸発させ塩結晶を得る方法を天日製塩といい,紅海沿岸,地中海沿岸,中国黄海沿岸,メキシコ,西オーストラリアなどで行われている。天日塩では,蒸発池を段階的に設けて,濃縮を行い,その過程で夾雑物を除去し,さらに塩結晶を晶出させる。…
※「天日製塩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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