日本歴史地名大系 「安食平貝塚」の解説 安食平貝塚あんじきだいらかいづか 茨城県:新治郡出島村安食村安食平貝塚[現在地名]出島村安食安食の西端にあり、一〇ヵ所の貝塚を総称して安食平貝塚とよぶ。明治二九年(一八九六)・昭和一九年(一九四四)・二三年・三一年などに発掘調査された。A貝塚は台地の南斜面にあり、表土の混貝土層から縄文中期の阿玉台式土器・加曾利E式土器、後期の加曾利B式土器が発見された。貝塚を構成する貝はハマグリ、カガミガイ、マガキなど二一種類に及ぶが、とくにハマグリは出土貝類の四八パーセントを占める。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by