20世紀日本人名事典 「宗谷真爾」の解説
宗谷 真爾
ソウヤ シンジ
昭和・平成期の小説家,文芸・美術評論家,医師 宗谷小児科病院長。
- 生年
- 大正14(1925)年12月25日
- 没年
- 平成3(1991)年4月22日
- 出生地
- 千葉県野田市
- 本名
- 宗谷 真(ソウヤ シン)
- 学歴〔年〕
- 慶応義塾大学医学部〔昭和26年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 農民文学賞(第7回)〔昭和37年〕「なっこぶし」,中央公論小説新人賞(第8回)〔昭和38年〕「鼠浄土」
- 経歴
- 静岡引佐日赤病院勤務を経て、昭和29年宗谷病院を開業。一方、在学中から「文芸首都」同人となり、卒業後は郷土の同人誌「野田文学」、医師仲間の同人誌「城砦」同人の他、第3次「批評」に参加。小説、詩、評論のほか、美術・古代文明のエッセイなどで多彩な活動をつづける。著書に小説「鼠浄土」「なっこぶし」「影の神」「虐殺された神」「王朝妖狐譚」「山椒太夫考」、評論「アンコール史跡考」「エロスと涅槃」「影の美学」「写楽絵」、エッセイ「風と影のエロス」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報