官舎神社(読み)かんしやじんじや

日本歴史地名大系 「官舎神社」の解説

官舎神社
かんしやじんじや

[現在地名]小俣町 離宮山

宮川下流域左岸段丘上にあり、境内地は国指定史跡離宮院跡にある。祭神は建御雷之男神・天児屋根命・経津主神ほか一八座。旧村社。「延喜式」神名帳に度会郡五八座の一社としてみえ、「神祇志料」は「ミヤケノ」と訓を付す。弘仁八年(八一七)一二月二五日の太政官符(類聚三代格)には大神宮司が預かり修理すべき正倉官舎として、「度会郡一一宇、正倉一宇 官舎十宇」とみえ、神郡行政を行うべき官舎を祀るべく設けられた神社と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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