官路(読み)かんろ

精選版 日本国語大辞典 「官路」の意味・読み・例文・類語

かん‐ろクヮン‥【官路】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 官署へ通じる大道官道。〔王襃‐九日従駕詩〕
  3. 官吏となること。仕官の道。官途。
    1. [初出の実例]「諸国郡司承家者。已無官路」(出典:続日本紀‐天平宝字五年(761)三月丙戌)
    2. 「松江の名産、我朝にも品くだらず。〈略〉平家は是を船中に得て官路に進む」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)前)
  4. 官命による旅。
    1. [初出の実例]「是より十とせの今にいたり、ただ官路にのみ往来してさらに旅だつ事なし」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)拾遺)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「官路」の読み・字形・画数・意味

【官路】かん(くわん)ろ

官道。また仕途。唐・司空図〔桃を移し栽う〕詩 獨り官路に臨みて傷摧し易し 春風に從して恣に開かしめん

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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