定に入る(読み)ジョウニイル

デジタル大辞泉 「定に入る」の意味・読み・例文・類語

じょう・る

精神を統一して、何事にも気持を動かされない境地にはいる。
「―・って、宿命通を得て過現を見給ふに」〈太平記・二〉

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関連語 出典 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「定に入る」の意味・読み・例文・類語

じょう【定】 に 入(い)

  1. 心をある対象に向けて、心の散乱しない精神状態にはいる。外界との交渉を断って、精神統一修行をする。禅定(ぜんじょう)に入る。
    1. [初出の実例]「独り閑かなる室に居て久しく定に入り目をひしぎ気を収めて」(出典:観智院本三宝絵(984)上)

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