定慧(読み)ジョウエ

精選版 日本国語大辞典 「定慧」の意味・読み・例文・類語

じょう‐えヂャウヱ【定慧・定恵】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。禅定(ぜんじょう)と智慧(ちえ)。この二つは鳥の両翼車輪にたとえられ、たがいに助けあって仏道を成就させるものとされる。
    1. [初出の実例]「是非同説法、人我倶消亡、定恵澄心海、无縁毎湯湯」(出典:性霊集‐一(835頃)遊山慕仙詩)
    2. 「末代は濁世の運、人ごとに戒行・定恵(チャウヱ)の徳すたれて懈怠放逸なれば」(出典:米沢本沙石集(1283)一〇本)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android