精選版 日本国語大辞典 「定船場」の意味・読み・例文・類語 じょう‐ふなばヂャウ‥【定船場】 〘 名詞 〙 江戸時代、元和二年(一六一六)八月、幕府が指定した関東一六か所(白井渡・厩橋・五料・一本木・葛和田・川俣・古河・房川・七里ケ浜・大船渡・境・府川・神崎・小見川・杉戸・市川)の渡し場。幕府は交通や軍事警察の面から重要視して、この船場以外での勝手な渡船の禁止、女人・負傷者ほか、不審者の取り調べなどを規定した。関東十六渡津。[初出の実例]「定船場之事、〈略〉定船場之外、わきわきにて、みだりに往還之者渡べからざる事」(出典:御触書寛保集成‐二・元和二年(1616)八月) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例