宜貝塚(読み)ねぎかいづか

日本歴史地名大系 「宜貝塚」の解説

宜貝塚
ねぎかいづか

[現在地名]和歌山市禰宜 三田

高積たかつみ山の西裾部に位置する、縄文時代前期から後期にかけての貝塚。標高は一〇メートル前後。付近は紀ノ川に向かって下るゆるやかな傾斜地で、東西に二条の貝層があると考えられている。東側は幅約一〇メートル、長さ約一〇〇メートル、西側は幅約一〇メートル、長さ約四〇メートルで、ほぼ平行する両貝層の間隔は約六〇メートル。古くから知られていたが、昭和四六年(一九七一)発掘調査された。ハイガイがもっとも多く、マガキハマグリオキシジミヤマトシジミがこれに次ぐ。他にサザエ、イシマキ、スガイカワニナなどがある。また下層ほど大型のものが多い。貝層中よりイノシシシカなどの獣骨のほか魚骨なども発見され、イノシシの骨が下層より集中的に発見されているのが注目される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む