実融(読み)じつゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「実融」の解説

実融 じつゆう

1250-1339 鎌倉-南北朝時代の僧。
建長2年生まれ。真言宗。泉涌(せんにゅう)寺の智鏡,東大寺戒壇院の円照,勝鬘(しょうまん)院の円珠らに律や密教を,尊勝院の宗性(そうしょう)に華厳(けごん)をまなぶ。高野山安養院の頼賢から灌頂(かんじょう)をうけ,嘉元(かげん)2年(1304)金剛三昧院の長老となった。暦応(りゃくおう)2=延元4年1月15/19日死去。90歳。京都出身。俗姓藤原。法名ははじめ静空。字(あざな)は満月。号は証道。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android