室君(読み)ムロギミ

精選版 日本国語大辞典の解説

[1] 〘名〙 播磨国(兵庫県)室津の遊女。転じて、一般に遊女をいう。
※大観本謡曲・室君(室町末)「急ぎ室君達に、神前へ御参りあれと申し候へ」
[2] 謡曲。四番目物。観世・金春流。作者不詳。播磨国室の明神では、天下太平の代を祝って遊女を舟に乗せ囃子物(はやしもの)をさせる神事があり、神職は今年もそれを行なうように命じる。三人の遊女が舟に乗って出て、船歌を歌い神楽を奏すると、この室の明神の本地、韋提希夫人(いだいけぶにん)が現われ舞を舞う。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

ノーブレスオブリージュ

《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

室君の関連情報