コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

韋提希夫人 いだいけぶにん Vaidehī

3件 の用語解説(韋提希夫人の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

韋提希夫人
いだいけぶにん
Vaidehī

古代インドマガダ国王ビンビサーラの王妃。自分の息子アジャータシャトル (阿闍世) が父王を幽閉したとき,ひそかに王に食物を運び,それが発覚して自身も幽閉された。釈尊は彼女のために『観無量寿経』を説いたといわれる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

いだいけぶにん【韋提希夫人 Vaidehī】

釈迦と同時代の中インド,マガダ(摩掲陀)国ビンビサーラ王の妃。夫人は妃の意。生没年不詳。王子アジャータシャトルが王を幽閉し,餓死させようとしたとき,ひそかに肌に粉をぬり,装身具に飲みものを満たして牢を訪れ,王を養ったが,発覚し,自らも幽閉された。牢内からの彼女の祈りにこたえて釈迦が現れ,この世に絶望して阿弥陀仏の浄土を願う妃に阿弥陀仏やその浄土を観想する方法を教える。このときの教えが《観無量寿経》であるとされる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

韋提希夫人
いだいけぶにん

生没年不詳。仏陀(ぶっだ)時代の中インドのマガダ国王ビンビサーラの妃(きさき)。サンスクリット語の原名はバイデーヒーVaidehで、ビデーハ人の女(王女)という意味であるが、コーサラ国の王女ともいい、出自不明。アジャータシャトル(阿闍世(あじゃせ)王)の生母で、事跡はなんら伝えられていないが、『観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)』では、アジャータシャトルが父王を殺害するため牢獄(ろうごく)に幽閉したとき、夫人はひそかに食を獄中に給し、自らもまた幽閉されるに至ったという「王舎城(おうしゃじょう)の悲劇」を伝える。そのとき夫人は仏陀(釈迦(しゃか))を念じ、説法を請い、ここに浄土への教えが、仏陀により初めて開演されたという。[瓜生津隆真]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

韋提希夫人の関連キーワード須達浄飯王頻婆娑羅ビンビサーラ韋提希舎衛マガダ国・摩掲陀国・摩伽陀国波斯匿王摩訶陀サンジャヤ・ベーラッティプッタ

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone