20世紀日本人名事典 「室生朝子」の解説 室生 朝子ムロウ アサコ 昭和・平成期の随筆家,小説家 生年大正12(1923)年8月27日 没年平成14(2002)年6月19日 出生地東京 学歴〔年〕聖心女学院専門部国文科中退 経歴室生犀星の長女で、犀星の「杏っ子」のモデル。昭和37年刊行の「赤とんぼ記」はモデル側から執筆した長編小説である。随筆家であるが、小説も書く。犀星のことを書いたものが多く、著書に「晩年の父犀星」「追想の犀星詩抄」「父室生犀星」「父犀星の秘密」「詩人の星 遙か―父犀星を訪ねて」、「あやめ随筆」「雪の墓」「うちの猫そとの猫」「花の歳時暦」などがある。その一方で、犀星書誌にとり組み、57年「室生犀星文学年譜」(共著)を刊行した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「室生朝子」の解説 室生朝子 むろう-あさこ 1923-2002 昭和後期-平成時代の随筆家。大正12年8月27日生まれ。室生犀星(さいせい)の長女。父との思い出を「あやめ随筆」につづり,以後も父に関する作品をかきつぐ。犀星「杏っ子」の主人公として知られ,昭和37年には父についての小説「赤とんぼ記」をかいた。軽井沢高原文庫理事。平成14年6月19日死去。78歳。東京出身。聖心女学院専門部中退。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by