…生母への思慕と義母への愛憎から発して,犀星は女性を深く愛する作家となったと言える。みずからの生い立ちから娘への愛情までを書いた《杏っ子(あんずつこ)》(1957)はその意味で代表作である。【鳥居 邦朗】。…
※「杏っ子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...