宮下奈都(読み)みやしたなつ

知恵蔵mini 「宮下奈都」の解説

宮下奈都

日本の小説家。1967年、福井県福井市生まれ。上智大文学部哲学科卒業。2男1女の母であり、3人目を妊娠中に小説を書き始めた。2004年に、「文學界」新人賞佳作に入選した「静かな雨」で作家デビューを果たす。07年に、初の単行本『スコーレNO.4』(光文社)を刊行した。10年には『よろこびの歌』(実業之日本社)が第26回坪田譲治文学賞の候補となり、12年に『誰かが足りない』が第9回本屋大賞で7位となった。15年刊行の『羊と鋼の森』(文藝春秋)は、第154回直木三十五賞候補となり、16年4月12日に第13回本屋大賞を受賞した。他、主な作品に『太陽パスタ、豆のスープ』(集英社)、『田舎の紳士服店のモデルの妻』(文藝春秋)などがある。

(2016-4-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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