宮原両神社(読み)みやばるりようじんしや

日本歴史地名大系 「宮原両神社」の解説

宮原両神社
みやばるりようじんしや

[現在地名]小国町宮原

小国の中心宮原の東部に位置する。祭神は高橋神・火宮神、旧県社。両社大明神社と称し、社記縁起北里氏覚書(「国誌」所収)によれば、高橋神・火宮神はともに阿蘇の主神健磐龍命の子阿蘇北宮国造速瓶玉命の子で、小国郷の東北にある高橋山の主と郷の南の地獄田の霊気をともに祀って両神社とよんだという。またこれに国造神の妃神が加わり、北宮と称される。康永四年(一三四五)一月一一日の弾正忠某左衛門尉某連署奉書(満願寺文書)に「肥後国阿蘇庄小国宮法花供僧職事、為御祈祷足、所被宛行也」とあり、小国宮、すなわち両神社である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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