宮田工業(読み)みやたこうぎょう(英語表記)MIYATA INDUSTRY CO., LTD.

日本の企業がわかる事典2014-2015 「宮田工業」の解説

宮田工業

正式社名「宮田工業株式会社」。英文社名「MIYATA INDUSTRY CO., LTD.」。輸送用機器製造業。明治14年(1881)前身の「宮田製銃工場」創業。同23年(1890)国産初の自転車完成。同35年(1902)「宮田製作所」に改称。昭和9年(1934)株式会社化。同27年(1952)日本初の粉末消火器製造。同38年(1963)現在の社名に変更。本社は神奈川県茅ヶ崎市下町屋。モリタホールディングス子会社老舗自転車メーカー。現在は自転車製造・販売を会社分割により設立したミヤタサイクルが承継し、消火器防災設備の開発・製造・販売専業。東京証券取引所第2部旧上場。平成21年(2009)完全子会社化にともない上場廃止

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宮田工業」の意味・わかりやすい解説

宮田工業
みやたこうぎょう

老舗の消火器メーカー。松下系。1890年宮田栄助により個人創業。1934年宮田製作所として改組設立され,1963年宮田工業に改称。創業当時は製銃に従事していたが,その後,自転車製作に専念。1952年には,国内で初の粉末消火器を開発,製造開始,自転車に並ぶ収益の柱となった。2008年の株式公開買い付けを経て 2009年にモリタホールディングス(→モリタ)の子会社となる。2010年自転車販売事業を分割しミヤタサイクルとして設立。2014年モリタ防災テックと合併し,モリタ宮田工業となった。

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世界大百科事典(旧版)内の宮田工業の言及

【自転車】より

…日本の1995年の完成車の生産台数は658万台となっている。完成車メーカーの大手はブリヂストンサイクル工業,宮田工業,ナショナル自転車,丸石自転車,ツノダなどである。部品メーカーでは,シマノ,スギノテクノ,新家工業などが大手である。…

※「宮田工業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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