宮脇町(読み)みやわきちよう

日本歴史地名大系 「宮脇町」の解説

宮脇町
みやわきちよう

[現在地名]津山市宮脇町

坪井つぼい町に西接して出雲往来両側東西に連なる町。北は竹の馬場たけのばばの侍屋敷、南は徳守とくもり神社の社地を隔てて南新座みなみしんざの侍屋敷、西は藺田いだ川を隔てて西今にしいま町。正保城絵図では出雲往来北側は侍屋敷、南側は東が社地で西が侍屋敷。「武家聞伝記」明暦元年(一六五五)三月条に「徳守の社北の方と、侍町と、商売町宮脇町ニ成」と記す。藩士南条次郎右衛門と吉原吉左衛門との屋敷地を収公して街道の北側に宮脇町がつくられ、元禄四年(一六九一)には南側の藩士津田宗内の屋敷地を収公して社地に編入した(津山誌)。万治町絵図には往来の南側が「ちよくしのみや」、元禄町絵図には往来の北側が「町ヤ」、南側が徳守大明神と記されており、宝永町絵図でも同様である。

宮脇町
みやわきちよう

[現在地名]高岡市末広町すえひろまち

堀上ほりかみ町の北東に続き、安政二年(一八五五)下関しもぜき村の二千八〇一坪を請地して成立(末広町史)町名堀上町関野せきの神社に隣接することによる。東は馬場ばば。明治六年(一八七三)の地子地四九八坪九合(沽券調総計帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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