宵山(読み)ヨイヤマ

精選版 日本国語大辞典 「宵山」の意味・読み・例文・類語

よい‐やまよひ‥【宵山】

  1. 〘 名詞 〙 本祭の前夜の祭。特に、京都の祇園会宵宮(よみや)。前の祭である神幸祭の前夜、七月一六日(古くは六月六日)、および後の祭である還幸祭の前夜、七月二三日(古くは六月一三日)、山鉾翌日巡行に準じて本飾りにし、鉾の上では囃子(はやし)を行なう。昭和四一年(一九六六)から前後の山鉾巡行が合併して七月一七日に行なわれるため、宵山も一六日の一夜だけとなった。またこの日、町内の家々で秘蔵の屏風などを出して観覧に供するところから、屏風祭の称がある。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「京都三条どふりのよひ山を見あるき」(出典:咄本・落噺年中行事(1836)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む