家常茶飯(読み)カジョウサハン

精選版 日本国語大辞典 「家常茶飯」の意味・読み・例文・類語

かじょう‐さはんカジャウ‥【家常茶飯】

  1. 〘 名詞 〙 家庭における日常の食事。転じて、あたりまえのこと。ありふれたこと。家常茶飯。日常茶飯。
    1. [初出の実例]「蓋孔門学者、以仁義礼智家常茶飯、不復有於其間」(出典語孟字義(1705)上)
    2. [その他の文献]〔五燈会言〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「家常茶飯」の解説

家常茶飯

家庭における日常の食事。転じて、あたりまえのこと。ありふれたこと。

[使用例] 花鳥風月を見て楽まず、家常茶飯の美にふれて喜ばない者があるか[長与善郎*竹沢先生と云ふ人|1924~25]

[使用例] この土地では、どこのかみさんが誰と寝た、などという話は家常茶飯のことで、たとえばおめえのおっかあが誰それと寝たぞと言われたような場合でも、その亭主はべつに驚きもしない[山本周五郎青べか物語|1960]

[類語] 日常茶飯

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む