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茶飯 ちゃめし

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

茶飯
ちゃめし

茶を入れて炊いた飯,または醤油味の薄茶色の飯のこともいう。塩味の飯を炊くとき,沸騰したところに新茶の葉を細かく刻んで加えたり,または茶をガーゼの袋に入れて煮立った湯の中で2~3分煮出し,この汁で炊いてつくる。

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デジタル大辞泉の解説

さ‐はん【茶飯】

茶と飯。転じて、日常のごくありふれたこと。「日常茶飯
茶漬けの飯。

ちゃ‐めし【茶飯】

塩味を加え、茶の煎(せん)じ汁で炊いた飯。奈良茶飯。
炊き上がった飯に細かく刻んだ煎茶をまぜ入れたもの。
醤油・酒などを入れて炊いた飯。さくらめし。きがらちゃめし。

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百科事典マイペディアの解説

茶飯【ちゃめし】

水の代りに茶でたいた米飯。煎茶(せんちゃ)の葉を細かく刻み,米に混ぜてたくこともあり,塩と酒で味をつける。現在では茶を用いず,醤油と酒で色と味をつけたものを一般に茶飯という(桜飯とも)。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

ちゃめし【茶飯】

①塩などで調味して茶や茶の煎(せん)じ汁で炊いた飯。いり大豆を入れて作ることも多い。奈良の名物料理となっている。◇古くは奈良の東大寺興福寺で、寺領から納められた茶を煎じ、塩を加えて二番茶で飯を炊き、一番茶に浸して食べていたものとされ、江戸時代には各地に普及した。「奈良茶飯」ともいう。
しょうゆと酒で調味して炊いた飯。◇「桜飯」ともいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゃめし【茶飯】

緑茶を使って炊いた飯。東大寺,興福寺の僧坊に始まるといい,奈良茶飯,奈良茶粥,略して奈良茶とも呼ばれた。《本朝食鑑》(1697)は良質の煎茶の初煎,二煎をとり,塩を少し加えて飯を炊くとしている。いった大豆や焼栗を加え,食べるときあらためて茶をかけることも多かった。江戸では明暦の大火(1657)後,浅草待乳山(まつちやま)聖天宮門前の茶店が豆腐汁,煮しめ,煮豆などを添えてこれを売り出し,まだ飲食店の珍しい時代であったため,江戸中から人々がこの奈良茶を食べにいったという。

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大辞林 第三版の解説

さはん【茶飯】

茶と飯。転じて、日常ごくありふれていること。 「 -の日用に活計す/正法眼蔵」

ちゃめし【茶飯】

茶を煮出し、その汁で炊き上げた飯。
醬油で味をつけて炊いた飯。醬油飯。桜飯さくらめし。黄辛茶飯きがらちやめし

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日本の郷土料理がわかる辞典の解説

ちゃめし【茶飯】


➀塩などで調味して茶や茶の煎(せん)じ汁で炊いた飯。いり大豆を入れて作ることも多い。奈良の名物料理となっている。◇古くは奈良の東大寺や興福寺で、寺領から納められた茶を煎じ、塩を加えて二番茶で飯を炊き、一番茶に浸して食べていたものとされ、江戸時代には各地に普及した。「奈良茶飯」ともいう。
➁しょうゆと酒で調味して炊いた飯。◇「桜飯」ともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

茶飯
ちゃめし

元来は茶の煎(せん)じ汁で炊いた飯で、茶粥(ちゃがゆ)から転じたものである。とくに江戸時代には奈良茶飯の名で全国的につくられていた。江戸時代の『料理調法集』には、「極上の煎茶を煎じ、出し殻(がら)を去り塩少々を加え、右にて上白米をふっくりと飯に炊く」とあるが、のちに桜(さくら)茶飯と称し、茶の煎じ汁、塩、しょうゆ、酒を加えて炊き込むやり方が一般に行われていた。現在の茶飯は、茶の煎じ汁は用いず、しょうゆと酒またはみりんを加えて炊く。その相手にはおでんがよくあうとされ、おでん茶飯の看板が以前はよくみられた。東京では明治・大正のころ黄枯(きがら)茶飯といっていた。これは、しょうゆと酒を加えて炊き上げたもので、いまの茶飯である。[多田鉄之助]

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世界大百科事典内の茶飯の言及

【飯】より

…関西でかやく飯と呼ぶのは,ゴボウ,ニンジン,シイタケ,油揚げなどの具を加薬(かやく)(薬味)として炊き込み,あるいは混ぜたものをいうが,この〈かやく〉ももともとは助けるものの意味の〈加役〉で,増量材の意ともされる。江戸時代,東海道目川(めがわ)宿(現,滋賀県栗太郡栗東町)の名物として知られた菜飯は,カブやダイコンの葉をゆでて刻み,塩味をつけて飯に混ぜたもので,奈良茶と呼ばれた茶飯とともに広く普及したものであった。たけのこ飯,クリ飯,マツタケ飯,五目飯,あるいは芳飯(ほうはん)なども,すべてこうした変り飯である。…

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