家庭内離婚(読み)カテイナイリコン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「家庭内離婚」の意味・わかりやすい解説

家庭内離婚
かていないりこん

現実には既に夫婦生活が破綻しているにもかかわらず,正式に離婚届を出したり別居したりせず,表面上は普通の結婚生活を続けているような外見をとること。問題の性質上統計的数字には現れてこないが,このような事実上の離婚が増加しつつあるといわれている。発生理由としては,日本ではまだ離婚に対する社会的許容性が低く,正式に離婚すると,たとえば本人自身の職業生活や子供の就職や結婚に障害が生じてくるなど社会的,経済的打撃が大きいことがあげられる。また,日本の家族が親子関係を中心に成り立っており,夫婦関係が破綻しても,子供に及ぼす影響を考えて表面上は家族の形を維持しようとする力が働いていることも大きな理由として考えられる。

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