宿入り(読み)ヤドイリ

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精選版 日本国語大辞典 「宿入り」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐いり【宿入】

  1. 〘 名詞 〙 宿場または宿駅にはいって来ること。また、そのはいって来る時。大名行列の時は、奴(やっこ)は槍を振り立て、行列をそろえて威勢を作った。
    1. [初出の実例]「其時は小室ぶしの最中、宿入(シュクイリ)にうたひて」(出典浮世草子好色一代男(1682)五)

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世界大百科事典(旧版)内の宿入りの言及

【若者宿】より

…その場合,(1)若者組の構成員が思い思いに若者宿へ宿泊する型,(2)若者組とはまったく別個に若者宿の生活が行われる併存型,(3)組織化された若者組がなく,若者宿の生活が一種の不定形な若者組に相当する型,とに分けられる。(3)の場合は,その宿入りが若者組の加入式に相当した。いずれにせよ,西日本の若者宿には主として婚姻の媒介機関としての性格があった。…

※「宿入り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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