日本歴史地名大系 「寂円寺跡」の解説 寂円寺跡じやくえんじあと 広島県:福山市福山城下寺町寂円寺跡[現在地名]福山市東町二丁目光善(こうぜん)寺に南接してあったが、第二次世界大戦後、光善寺に合併され廃寺となる。寿量山と号し、浄土真宗。開山宝珍は福山藩主水野勝成の移封に従って当地に来り、元和九年(一六二三)寺を建立したという。寛永(一六二四―四四)頃、深津(ふかつ)郡津之下(つのした)の百姓が夢告により海岸に流れ着いた金色の弥陀如来を得、これが当寺の本尊となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by