寄さす(読み)ヨサス

デジタル大辞泉 「寄さす」の意味・読み・例文・類語

よさ・す【寄さす/任さす】

[動サ四]《動詞「よ(寄)す」の未然形尊敬助動詞「す」から。後世「よざす」とも》おまかせになる。委任なさる。
皇神等すめがみたちの―・しまつるが故に」〈祝詞祈年祭

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精選版 日本国語大辞典 「寄さす」の意味・読み・例文・類語

よさ‐・す【寄す・任す】

  1. 〘 連語 〙 ( 後世「よざす」とも。四段活用動詞「よす(寄)」の未然形に、尊敬の助動詞「す」の付いたもの ) おまかせになる。ある事柄をある人に委任なさる。統治を委任なさる。
    1. [初出の実例]「任(ヨサセ)官司(みこともち)は皆是れ王の臣(やつこらま)なり」(出典日本書紀(720)推古一二年四月(岩崎本訓))

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