寒暖差疲労(読み)かんだんさひろう

知恵蔵mini 「寒暖差疲労」の解説

寒暖差疲労

身体が大きな気温差に対応しようとすることで、エネルギーを消耗して疲労が蓄積した状態を指す。気象病一種。日ごとの寒暖差が激しい時期や、冷暖房の効いた屋内屋外の気温差が大きい時期に現れやすい。主な症状は身体の冷えや肩こり食欲不振、めまい、だるさ、頭痛などだが、悪化すると慢性的な自律神経失調症冷え性につながる恐れもある。対策としては自律神経を乱すようなストレスの要因を取り除くほか、冷暖房の設定温度を調節するなど、身体に寒暖差を感じさせないような生活を送ることが有効だとされる。

(2018-8-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android