寒閨（読み）かんけい

精選版 日本国語大辞典

かん‐けい【寒閨】

〘名〙 さびしい寝室。一人寝のねや。特に、夫または妻の亡くなった後の寝室。空閨。

※和漢朗詠（1018頃）下「寒閨に独り臥して夫聟なし 妨げず蕭郎が馬蹄を枉げむことを〈采女〉」

※太平記（１４Ｃ後）一八「寒閨(カンケイ)に臥せば桝房寡居の風夢を吹」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

かん‐けい【寒^×閨】

独り寝の寂しい寝所。空閨くうけい。

出典　小学館

普及版 字通

【寒閨】かんけい

寂しい閨。

字通「寒」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」