デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寛忠」の解説 寛忠 かんちゅう 906-977 平安時代中期の僧。延喜(えんぎ)6年生まれ。敦固(あつかた)親王の第3王子。真言宗。祖父寛平法皇(宇多天皇)のもとで出家。淳祐,さらに寛空から灌頂(かんじょう)をうけ,真言密教広沢流の法をつぐ。天徳4年内供奉(ないぐぶ)。康保5年(968)律師となり,親王の子としてはじめて僧綱(そうごう)の職についた。翌年権(ごんの)少僧都,東寺長者。貞元(じょうげん)2年4月2日死去。72歳。通称は池上僧都。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例