寝息（読み）ネイキ

デジタル大辞泉

ね‐いき【寝息】

睡眠中の呼吸。「安らかな佞悪」
[類語]呼吸・息・気息・息の根・息吹・息衝き・息遣い・息差し

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ね‐いき【寝息】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 寝ている間にはいたり吸ったりする息。また、その音。
   1. [初出の実例]「大臣といはるる程の人、いかなる者か寝息(ネイキ)とめし、其跡を肌馴るる事、すこしのこころをつけず口惜き事也」(出典：浮世草子・好色一代男（1682）五)
3. ② だめになること。
   1. [初出の実例]「此時権太が真の悪人で、身代りを用いなんだら羽織の趣向はねいきに成ところぢゃに」(出典：浄瑠璃・浄瑠璃文句穴さがし（1830‐44頃）五)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【寝息】しんそく

やすむ。ねむる。晋・潘岳〔悼亡詩、三首、一〕寢息、何(いづ)れの時にかれん　沈憂、日に盈積(えいせき)す　庶(ねが)はくは時にふらんことを　缶(さうふ)（荘子が妻を喪い、缶(ほとぎ)を撃った）ほつべし

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出典　平凡社「普及版 字通」