デジタル大辞泉 「寝」の意味・読み・例文・類語
ね【寝】
[類語]眠り・睡眠・ねんね・快眠・寝る・安眠・就眠・
古くから独立性が弱く「いを寝(ぬ)」「いの寝らえぬ」など、助詞を介して「い…ぬ」の形で用いられる。なお、「い」と「ぬ」とが直接結合した「いぬ」は、「万葉集」の表記から考えて、すでに一語化していたとみられる。




に作り、
(夢)の省文+
(しん)。
は夢魔。夢魔によって死ぬことを
という。
は寝臥中に夢魔に襲われることをいう。〔説文〕七下に「
みて臥するなり」とし、
の省に従い、
(しん)の省声に従う字であるという。
は前条に「寐(い)ねて覺むること
るなり」とみえ、夢みてめざめる意。
はその夢魔におびやかされる意で、「寝
」の寢とは同字でない。寝
の寢の初文は
。帚は箒の形で、これに酒を
(そそ)いで
鬯(かんちよう)し、霊
を清める意で、寝
の意となる。寢は寝臥、
は夢魔の象を加えた字。
は媚蠱(びこ)(まじない)のなすところで、
の上部は媚女の象である。
と通じ、みたまや。
夜(ねや)、方言
目に云ふ、與止乃(よどの)〔名義抄〕寢 イヌ・ヲカス・オホトノコモル・タユ・ヤウヤク・ヤム・ヤミヌ・オホフ・フス 〔字鏡集〕寢 イヌ・ヲカス・コモル・ヤスシ・ネヤ・ネゴト・タレ・ヌルヤ・オモフ・ヤウヤク・ヤム・フス・オホフ・オホトノ・タユ
)・
tsi
mは同声。
(
)は寝
、寢は寝臥、
は夢魔にうなされる意。
(侵)tsi
mは同声。
(浸)・
tzi
mも声義近く、みな
鬯して祓い清める意がある。
(襲)zi
pも声義に関係があり、祓い清めて、その精気を承けることを
という。ゆえに
・
は同義、
にはまた継ぐ意がある。
▶・寝褥▶・寝衰▶・寝睡▶・寝席▶・寝
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寝・伏寝・兵寝・夜寝・幽寝・陵寝・路寝・廬寝・露寝出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...