寺納豆(読み)テラナットウ

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 蒸し大豆に麹菌を接種して作った麹豆を、塩水に浸して発酵させ、乾燥した納豆。寺院で製造したのでこの名がある。塩辛納豆ともいう。一休納豆(大徳寺納豆)、浜名納豆などが有名。《季・夏》
※雑俳・辻談義(1703)「うすい事・杉の葉に咲く寺納豆」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の寺納豆の言及

【納豆】より

…塩辛納豆の名は平安後期の《新猿楽記》に見えているが,古く中国から伝えられ,奈良時代から宮内省の大膳職でもつくっていた〈豉(くき)〉の一種とされる。室町期になると納豆,唐(から)納豆と呼ばれ,のちには寺院でつくることが多かったため寺納豆ともいった。京都では大徳寺納豆,天竜寺納豆などの名が知られ,遠江(とおとうみ)浜名湖畔の大福寺でつくられたものは江戸初期から浜名納豆(浜納豆とも)として著名であった。…

※「寺納豆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

実効再生産数

感染症が流行している集団において、ある時点で、一人の感染者から二次感染する人数の平均値。再生産数が1を上回ると、一人の感染者が複数の人に感染させるため、流行は拡大し、1を下回ると、感染者数が減少し、流...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

寺納豆の関連情報