対照実験(読み)タイショウジッケン

デジタル大辞泉「対照実験」の解説

たいしょう‐じっけん〔タイセウ‐〕【対照実験】

ある条件効果を調べるために、他の条件は全く同じにして、その条件のみを除いて行う実験。除いたときと除かないときの結果を比較する。医療統計学では対照試験ともいう。コントロール実験くう試験。ブランクテスト

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版「対照実験」の解説

たいしょうじっけん【対照実験 control experiment】

ある因子(物質刺激温度食物など)の作用を調べてみる実験の際,研究しようとする因子以外はすべてこの実験と同じ条件にした実験を並行して行い,両実験の結果を比較することが必要である。この後者の実験を対照実験という。対照実験を行わないと,実験で得られた結果がほんとうにその因子の作用によるものかどうか確信が得られない。とくに生物についての実験の場合には,研究対象が複雑であるため,生物の遺伝的系統,育てた条件,実験時の条件などすべてのことについて厳密に同じ条件にした対照実験がなければ,実験はほとんど無意味に等しい。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

ペルソナ・ノン・グラータ

好ましくない人の意。国際法上,外交使節団の長 (大使) のアグレマンを求められた国は,自国にとって好ましくない人物と判断した場合,理由を示さず派遣を拒否できる。着任後好ましくない人物であることが判明し...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android