デジタル大辞泉 「対照」の意味・読み・例文・類語
たい‐しょう〔‐セウ〕【対照】
1 二つの事物を照らし合わせて比べること。「訳文を原文と
2 全く性質の違う物どうしを並べ比べたとき、その違いがきわだつこと。また、その取り合わせ。コントラスト。「明と暗がおもしろい
[用法]対照・対比――「筆者が違う同一人物の伝記を対照(対比)して読む」「色の対照(対比)が鮮やかだ」など、比べ合わせるの意では相通じて用いられる。◇違いがきわだつの意では「対照」の方が多く使われる。「二人の性格は剛と柔のいい対照だ」「対照の妙」などでは「対比」は用いない。◇「対比」は、二つ以上のものを比べて、その違いをはっきりさせる意で多く使われる。「目標数と達成数を対比したグラフ」◇類似の語「比較」は、比べ合わせて違いを考える意では最も広く使われる。「昨年同期の物価と比較する」「比較にならない実力の差」などでは、普通「対照」「対比」は使わない。
[類語]照合・対比・照らし合わせる・比べる・