専売制度(読み)せんばいせいど

百科事典マイペディア 「専売制度」の意味・わかりやすい解説

専売制度【せんばいせいど】

国家が特定商品の販売または製造販売を独占する制度。財政収入が主目的の財政専売と公益上の見地からの行政専売がある。日本では1898年の葉タバコ専売に始まり,タバコ,塩(日本専売公社樟脳(しょうのう)は1961年度限りで解除),アルコール,アヘン(特別会計)について実施されてきたが,タバコの専売は廃止され,日本専売公社は1985年に民営化されて日本たばこ産業株式会社となった。塩についても同社が専売業務を委託されていたが,1996年度に塩専売は廃止され,アルコールについては1997年11月の行政改革会議において民営化の方針が打ち出されている。
→関連項目専売納付金たばこ税タバコ製造業

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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