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そんzun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


そん
zun

中国,・西周時代に用いられた青銅製の酒器。口がらっぱ状に開き,胴部がふくらむ筒形の器。胴には饕餮文,圏足には 夔鳳文,き竜文などの文様が施されている。殷代の土器で尊と呼ばれるものは一般に甕形の土器であるが,土器の尊に圏足がつけられた器形が,青銅製の尊の起源と考えられる。

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デジタル大辞泉の解説

そん【尊】

[名]中国古代の酒器。一般に、アサガオ状に開いた口と膨らんだ胴、末広がりの台をもつ。
[接頭]人に関する語に付いて、相手または相手方の人を敬意を込めていうのに用いる。
「―夫人将(まさ)に何処に行かんとするや」〈織田訳・花柳春話
[接尾]助数詞。仏を数えるのに用いる。「釈迦(しゃか)三

そん【尊】[漢字項目]

[音]ソン(呉)(漢) [訓]たっとい とうとい たっとぶ とうとぶ みこと
学習漢字]6年
値うちや位が高い。たっとい。「尊厳尊属尊大尊卑独尊
敬い大切にする。たっとぶ。「尊敬尊崇尊重追尊自尊心
相手の事柄に冠して敬意を表す語。「尊翰尊顔尊兄尊体尊父尊慮
仏や貴人を尊んでいう語。「三尊(さんぞん)至尊釈尊世尊本尊(ほんぞん)
[名のり]たか・たかし

み‐こと【尊/命】

《御言(みこと)を発するお方の意から。また、「御事」の意とも》
[名]上代、神や人の呼び名の下につけた敬称。「…のみこと」の形で使う。「小碓(おうす)の―」
「恨めしき妹(いも)の―の」〈・七九四〉
[代]二人称の人代名詞。
㋐相手を敬っていう語。あなた。
「―勝ちたらば国を分かちて知らしめん」〈今昔・一六・一八〉
㋑相手を軽く見ていう語。おまえ。
「そもそも、―、なすべき官物、その員(かず)あり」〈今昔・二〇・三六〉
[補説]古事記の表記では「命」に統一、日本書紀では、至って尊いお方には「尊」、それ以外には「命」と使い分けている。

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大辞林 第三版の解説

そん【尊】

[1] ( 名 )
中国、古代の盛酒器。器形については諸説あるが、口部がらっぱ状をしているものとするのが一般的。殷いん周時代の青銅製の祭器がよく知られている。
( 接尾 )
助数詞。仏を数えるのに用いる。 「釈迦三-」

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世界大百科事典内のの言及

【酒器】より

…土器の出土品には甕,壺,坏(つき)(杯)など酒器として使用されたと推定されるさまざまなものがあるが,これらは酒にかぎらず一般の飲食器としても当然使用されていたであろう。古代中国の青銅器などに見られる爵(しやく),尊(そん)といった酒器が,なによりもまず祭祀のために用いられたことは,酒が神聖な飲料であったことからみて当然であり,今日の日本でも正月や結婚式の慶事に神酒を盛った銚子や坏など,神前の酒器で寿(ことほ)ぐのもその古制によることを示唆している。 現在では徳利を銚子と呼ぶことも多いが,徳利と銚子とはもともと別物であった。…

※「尊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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